2010年12月2日木曜日

NHK出版『SHARE』の出版記念シンポジウムに行ってきた



『SHARE』の出版記念シンポジウムに行ってきました。
本もらったぞ~。この本の初回限定版には、1冊ずつ個別に番号が振ってあり、特設サイトにアクセスするとそのIDの本がどのような経路をたどっているか確認できるそうで。「シェアの可視化」らしい。すげぇ。かっちょいい。早くやりてぇ! というわけで、早く読んで本を誰かに渡さなくちゃ。実は、シェアしてもらいやすいようにということで、会場では本を2冊ずつ配っていたんだけど、いろいろ夢中でしゃべってたら、もらうの最後の方になってしまい、本が足りなくなってしまったらしく、ガジェ通チームは、一人一冊しかもらえなかったぞ! なので、はやく読んでしまわないと放流できない。はやく誰かに渡したいぞ! でも結構分厚いぞ、この本。

イベント第一部は監修・解説の小林弘人さん、スマイルズの遠山正道さん、デイリーポータルZの林雄司さんが登壇し、フリー討論。この話はかなり面白かった。

共有=シェアに関する特集を最近『ガジェ通』でもやっているけど、かなり奥が深くて面白い。いろんな試みをいろんが業界の人が始めていて、動きが活発になってきてる。動きが一気に来はじめているのには理由があって、要するに機は熟したといことなんですが、

○ネット利用者が一定の数に達して、ネットに気軽にアクセスできる利用者が増えた。
○ウェブサービスを立ち上げるための手間とコストがかなり下がってきていて、アイデアをわりと楽に試すことができるようになってきた。

この2点が大きいかなと思います。10年前には難しかったアイデアも、今やればうまくいくかもしれない。

●特別じゃない、当たり前のサービス
これまで身の周りで当たり前のようにおこなわれている物々交換とか、アレ貸して、とか、これあげるよ、なんてなことがネットを通じて遠方の人ともできる。これまでだったら誰かと誰かの間でモノを交換するなんてなことをする場合、その間に誰か人なりお店なりがないとうまくいかなかった。でも、それがウェブサービスで代替できるようになってきた。

そういった前提の部分が揃ってきて、ネットを気軽に活用しつつ、生活を便利に楽しく、あわよくばお金の節約にもなる時代がやってきたということです。ほんと素敵ですね。しかも特別感のある付加価値と物語をいろんなモノやコトにつけられるようになってきて、それ自体も「楽しみ」として捉えられる。ここらへん、それを楽しみとして捉えられるかどうか、みんなの意識の変化ってのも重要だと思います。



で、この本はそういった「シェアビジネス」の話がメインになっており、豊富な事例を示しながら「シェアビジネス」について語る内容だそうです(イベントでの解説では)。上記のような変化がもたらすあたらしい消費の形を本書では「コラボ消費」と呼び、それを3つに分類して話を進めてました。

1)製品をシェア
2)モノのリサイクル・リユース
3)ライフスタイルのシェア(部屋を貸したり、オフィスシェアしたり)

まぁ、これらの利用はもちろん節約という意味もありますが、それぞれが「楽しい」ってのやっぱりポイントで。しかもこれまでのビジネスとなんか違う、ギスギスギラギラ感のない、温かみのようなものがシェアビジネスには付帯します。なんつーか、手作り感さえ感じられるような。

この本の出版をきっかけに、新しいシェアビジネスが立ち上がってくればいいなと思います。誰かやってよ。

レイチェル・ボッツマン¥ 1,995